私たちの暮らしを支えるビルや商業施設、物流倉庫。
それらはPC工事によって建設されています。
PCとは「プレストレスト・コンクリート」の略で、日本語にすると「あらかじめ力を加えたコンクリート」という意味になります。
ちょっと難しい響きに聞こえるかもしれませんが、実はこれ、ものすごい技術なんですよ。
想像してみてください。
普通のコンクリートは、引っ張る力には少し弱い性質があります。
例えば、大きな梁(はり)がぐにゃりと曲がろうとするとき、その引っ張られる部分にひび割れが入ってしまうことがあります。
そこで登場するのが、このPC工法。
コンクリートが固まる前に、あらかじめ強い鋼材(PC鋼材)を中に通しておき、それをグーッと引っ張ってコンクリートに圧縮する力を与えておくんです。
まるで、輪ゴムを引っ張ってパチンと弾く直前の、あのピンと張った状態をコンクリートに作り出すようなイメージです。
そうすることで、外部からの引っ張る力にも耐えられる、非常に強靭なコンクリート部材が出来上がります。
このPC工法で作られた柱や梁、床といった部材は、工場で徹底した品質管理のもと製造されます。
地震が多い日本では、このPC工法への注目度が非常に高まっています。
現在、弊社にはスタッフを募集中です。
20代、30代のスタッフが多い現場ですので、ぜひ一緒に働きましょう。